天狗橋目次
天狗橋について
天狗橋は、西人吉の球磨川にかかる橋です。
横から見ると、まさに川に突き出した赤い天狗の鼻のように見えるのです。
天狗橋と聞くと「夏目友人帳」のファンの人なら何度も訪れている、もしくはいつか行ってみたいと思っている憧れの橋ではないでしょうか。
この周辺大柿地区は、人吉市西部の球磨川南岸一帯のことです。
そして球磨川にかかる西瀬橋から天狗橋までの球磨川南岸は「夏目友人帳」聖地巡礼の定番コースとしてファンの方々に愛されているようです。
三日原観音堂沿いの曲り道は「夏目友人帳」の中では、ニャンコ先生の大好物のまんじゅうと売っている七辻屋周辺の景色と言われています。
ここは相良三十三音霊場の4番札所であり、日本遺産、相良三十三観音まわりの1つとなっています。
西瀬橋から三日原観音までは大柿地区のお隣、下戸越町となります。
2期第10話「仮屋」でのレイコさんの回想シーンで登場する景色は「毘沙門堂の石塔群」がモデルなのではないかと言われていますがそれは、この背景の右側に紅取橋と天狗橋が描かれていることからそう推測されているのです。
ちなみに毘沙門天像はこの地域で各地に存在していますが今回紹介するのは、人吉市中神町の大柿地区にある毘沙門堂です。
「夏目友人帳」の定番スポットはこの大柿地区に集中しています。
その毘沙門堂の球磨川沿いは2期11話「呪術師の会」で夏目が歩いていた道のモデルではないかと言われているようです。
この建物は2017年頃に建て替えられたそうなので建物自体は建て替え前のもののようだと思われます。
先程、天狗橋と紅取橋が一緒に描かれていた場面のお話をしましたが天狗橋のすぐ近くのその橋は5期3話「祓い屋からの手紙」で夏目が手にトンボを止まらせるシーンで描かれていた紅取橋だと言われています。
非常に印象に残るシーンの1つであると思います。
その紅取橋のすぐ下流にオレンジ色に近い紅色のアーチ形が特徴の橋があります。
それこそが「夏目友人帳」のファンの方であれば、なにも語らなくてもご存じの超有名スポット天狗橋です。
この橋を見るためだけにここを訪れるファンの方も多いのではないでしょうか。
この大柿地区は前述の通り、「夏目友人帳」に実際に出てきたシーン、聖地が沢山あることで有名ですがその中でも夏目とその友人北本、西村と3人の登下校のシーンで何度も出てくるのが天狗橋です。
1期3話「八ツ原の怪人」で登場して以来、再三再四モデルとなっている「夏目友人帳」の代表的な橋です。なんと5期にはオープニングで登場しました。
ファンにとっては聖地の中の、更に聖地の橋と言っても過言ではないでしょう。
この「夏目友人帳」に出てくるニャンコ先生が乗っていた矢印の標識については場所が不自然なためニャンコ先生を置くために描き足したのかもしれないという憶測もあるようです。
また、1期10話では「アサギの琴」で初登場した後も、何度も天狗橋が登場しているのです。2期4話でも夏目、北本、西村の3人の背景が天狗橋となっているシーンがあります。
霧葉と出会ったところも「夏目友人帳」ファンならどの辺りなのかすぐに分かるようです。
正に聖地巡りにふさわしい場所と言えるのではないでしょうか。
自然の豊かな土地は季節によって風景もずいぶん違う顔を持っているそうなので、その話の季節と同じ季節に合わせて行って自身の目で確認してみるのも楽しいかもしれませんね。
さらに天狗橋のすぐ下流に、大垣地区がありその対岸に合流する球磨川の支流があります。
それは馬氷川と言いこの川にかかる最下流の橋を栗林橋といいます。
この橋は夏目の家の周辺の景色に登場する橋のモデルではないかと言われています。
実際に同じアングルで写真を撮ろうと試みた人が言うには、作中と同じアングルで撮ろうとすると私有地に入ることになってしまうので巡礼の際は決して入らないようにという事でした。
長い間、全国から沢山の「夏目友人帳」ファンの方が訪れていた大柿地区ですが、予期しなかった天災にみまわれてしまいました。
記憶に新しいと思いますが、2020年7月の激しい豪雨により球磨村と人吉市に大きな被害が出てしまい天狗橋の堤防は流されてしまいました。
流されてしまったのではと、心配されていた橋の本体は無事でしたが洗い流されてしまった土手までは、なかなか手が付けられていないことが現実です。
現在は一部を除き見学が出来る状態にまでに回復しましたがそれでも復興作業は続けられています。
そのため道路が通行止めになっていたり訪れることが出来ない聖地があったりしますので事前に最新の情報を入手し、地元の方々に配慮した行動を心がけていただけると幸いです。
見どころ
市内観光と合わせて1日で天狗橋も回りたいとなるとかなりハードな日程になってしまうので出来れば「夏目友人帳」の中で名シーンの沢山ある物語の定番スポット、大柿地区を景色を楽しみながら回ることをお勧めします。
まずは淡島神社。淡島神社の駐車場の前のお店が藤田商店です。
このお店は「にゃんこ先生とはじめてのおつかい」で知られる「三ツ森ストアー」のモデルになったとされています。
そして淡島神社の手前のカーブしている道は3期第6話「人ならぬもの」で、夏目が名取と別れた場所と言われています。
さらに、この淡島神社裏の参道のカーブミラーもこの回で登場したものとされていて、淡島神社の駐車場にかかる橋を渡ったところに実際にあります。
続いて淡島阿弥陀堂は4期第3話「小さきもの」の特徴的な木の幹が印象的なお堂のモデルだとされています。
木の幹が印象的というよりは不思議な曲がり方、自然のなせる業。と一言で済ませたくないような幹です。
やはり作者の緑川ゆきさんのご出身の地であるからこそ、この風景を選び描かれたのだと思います。
天狗橋の周辺は「夏目友人帳」をよく知らなくても聖地を訪れ歩くだけで、妖怪と出会った、不思議なことがあったという事を素直に受け入れられてしまう魅力のある場所だと思います。
さて5期第2話「悪戯な雨」で、夏目たちと少女の妖怪が男を探す場所のモデルとなったのが西瀬橋と言われています。
しっかりとした大きな橋で交通量が多い橋です。
車に気を付けてください。そして1期第1話「猫と友人帳」4期第5話「過ぎし日の君へ」で登場している三日原観音堂。
にゃんこ先生が大好物のまんじゅうを売っていた「七辻屋」があったとされる場所でもあります。
2期の後半の風景に多く使われているのは毘沙門堂です。
そして夏目の通学路のモデルとされている紅取橋の横には「夏目友人帳」の代名詞のような橋、天狗橋があります。
何度も何度も登場している橋はファンの方ならたとえ本物は1度も見たことがなくても夏目たちとともに歩いた記憶があるように思える橋なのではないでしょうか。
色々な角度や距離で見てみると表情が、変わるような面白いというのは語弊があるかも知れませんが、大変印象深い色と形の橋です。
今回、天狗橋の見どころ紹介してきましたが、2020年7月の豪雨被害により見学が難しい所が沢山あります。
訪れる前に現在どんな様子なのか調べてから行くことをお勧めいたします。又、地元の方々に配慮した観光を心がけたいと思います。
周辺
・人気アニメ探訪シリーズ(天狗橋方面コース)
所要時間1時間・料金目安1名~4名 ¥5200 普通車
1名~9名 ¥7400 ジャンボタクシー
利用可能人数・1名以上
集合場所・熊本県人吉市中青井326-1 人吉駅
利用者の感想(抜粋)
・「夏目友人帳」の聖地巡礼で4人でお世話になりました。
土地勘もなく下調べをほとんどしていなかったけれど、時間配分を考えてくれて多くの場所を回れることが出来ました。
どういう場面があってそのシーンに似た写真を撮るためのアングルも教えてもらい、さらに時間が足らなくなって回れなかった場所まで遠くから眺めさせてもらえ嬉しかったです。
電車の到着時間にも合わせてくれて何から何まで至れり尽くせりでした。
聖地巡礼を考えている人に是非お勧めです。
その他にも1日で聖地を全部回りたかった人、食事をとるのにどこへ行ったらいいか分からない人に地元で人気のお店を紹介してくれたりと巡礼だけでなく地元料理も楽しめたなど評価が高いようです。
自分の足で自由に時間をかけて回りたい人にはお勧めではありませんが効率よく、動きたい人にはお勧めです。
空き情報はスマホから確認できますので便利です。口コミは☆5でした。
クーポンも利用できるようです。
アクセス
熊本県人吉市には
<鉄道>
・熊本駅~人吉駅(特急)約1時間30分
・鹿児島中央駅~人吉駅(新幹線+特急)約1時間40分
・博多駅~人吉駅(新幹線+特急)約2時間20分
<高速鉄道を使って>
・鳥栖JCT~人吉IC約2時間
・門司IC~人吉IC約3時間
天狗橋はアニメ「夏目友人帳」の夏目の通学路としてたびたび出てきます。
この天狗橋は人吉駅から約4キロ地点にあります。自転車なら片道30分強ですが徒歩となるとかなりの時間がかかります。
もし徒歩を希望するのであれば「西人吉駅」が最寄り駅でそこからだと天狗橋まで徒歩でも約15分ほどで行けるそうです。
JR人吉駅にはレンタサイクルがありこちらを利用する方も多いそうです。
・くま川鉄道(株)ゲストハウスくまたび JR人吉駅東側
営業時間(9時30分~17時)TEL0966-23-5011
料金 時間制限なく1日貸 ¥500
・人吉市観光案内所(JR人吉駅構内)
営業時間(9時~17時)TEL0966-22-2411
料金2時間 JR利用の方¥400 一般¥500
4時間以内 ¥800 ¥1,000
4時間超過 ¥1,200 ¥1,500
JR九州所有の電動アシスト付き自転車
身分証明書の提示が必要
乗り捨ては出来ない為人吉観光案内所へ要返却